斜め懸垂だけでは不十分?!懸垂ができるようにならない理由
「斜め懸垂はできるようになったけど、肝心の懸垂は全然できないんだよな〜泣」
という方、結構多いと思います。
斜め懸垂(別名:インバーテッドロウ)は、懸垂の補助種目として多くの筋トレ初心者が取り入れているトレーニングです。
私自身も懸垂が全然できなかった頃は、斜め懸垂をかなりの回数こなしていました。
(毎回斜め懸垂を10回7セットくらいやっていました。)
【懸垂が出来ない人向け】斜め懸垂を広背筋にちゃんと効かせる方法 - ジムじゃなきゃダメですか?
しかし、 どんなに斜め懸垂をやり込んでも、懸垂が劇的にできるようになることはなかったんですよね。
ということで、今回は「なぜ斜め懸垂だけでは懸垂はできるようにならないのか?」についてまとめていきます。
斜め懸垂だけでは懸垂ができるようにならない理由
負荷が足りない
斜め懸垂の負荷は懸垂に比べるとかなり少ないので、懸垂をマスターするためには十分ではありません。
具体的には、私の体感だと斜め懸垂は通常の懸垂にくらべて5〜6割程度の負荷にしかならないです。
どんなに完璧なフォーム、地面スレスレの角度(超低位置で行うインバーテッドロウ)で斜め懸垂をしたとしてもせいぜい7割でしょう。
もし、「ベンチプレス100kgを挙げることが目標!」という人が、60kgのバーベルをずーっと持ち上げ続けていたとして、あなただったらどうやってアドバイスしますか?
きっと、70kg、75kg、80kg・・・と少しずつ段階的に負荷を高めていった方がいいと言うことでしょう。
懸垂の場合も同じで、
斜め懸垂
↓
斜め懸垂よりも負荷の高いトレーニング
↓
懸垂
上記のように少しずつ目標である懸垂そのものの負荷に近づけてトレーニングをする必要があるのです。
懸垂をする感覚を養うことができない
斜め懸垂と懸垂では行っている時の感覚がまったく違います。
懸垂が斜め懸垂と違う点について挙げてみると、
◯バーをにぎる手や前腕にも負荷が大きくかかる
◯足が地面についていない(ゆれるので体幹の強さが必要)
◯高いところでトレーニングする(最初はちょっとした恐怖感がある)
◯体の動かし方が違う(手を引く方向が違う)
・懸垂=バンザイの姿勢から真上に引き上げる
・斜め懸垂=手は前習えの状態から後ろ方向に引く
上記のとおり、懸垂と斜め懸垂では体の動かし方が異なる上に、感覚的にもさまざまな点で違いがあります。
腕立て伏せとベンチプレスの違い、プールと海で泳ぐときの違い、ライブのリハーサルと本番の違い、家と山の頂上で食べるカップラーメンの美味しさの違い、みたいなものです。
(後半は運動とは関係ないですけどね。笑)
懸垂を成功させたいのであれば、できる限り懸垂に近い動きや状態でトレーニングする方が上達は早いということです!
まとめ
・斜め懸垂は懸垂に比べて負荷が少ないため、懸垂に必要な筋力を得るには不十分
・斜め懸垂は体の動かし方や感覚が懸垂と異なるので、より懸垂に近い動きをトレーニングに取り入れた方が上達は早い
これまで斜め懸垂を一生懸命取り組んできた方にとっては、少しショッキングな内容だったかもしれません。
しかし、あくまで懸垂をマスターすることが目的であって、斜め懸垂は単なる通過点でしかないはずですよね。
この記事をご覧になっている方は、斜め懸垂をある程度できるようになっているはずですので、次のステップに進んでも良い証拠だと思いましょう。
次回は斜め懸垂の次にやるべきトレーニングについてご紹介していきます!
今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
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